これは1988年3月18日に小笠原沖の皆既日食観測です。
まだ雪のちらつく神戸港をさんふらわあ7号で出発。小笠原の父島に途中寄港。父島散策後に船はどんどん南へ進路を取り、とうとう日本の領海を越えて皆既帯へ突入。
他の観測船は残念ながら雲の中での観測となったようですが、幸運にもさんふらわあ7は雲はさけられました。
我々観測班は写真撮影とビデオ撮影を行いました。 写真・ビデオの視野から、船の揺れに合わせて太陽が逃げていく為悪戦苦闘を強いられましたが見事観測は大成功。この頃はビデオがまだ少なかった事もあり、貴重なビデオ映像が記録でしました。 ズーミングと絞りを連続して可変させる事で、内部から外部コロナが見事に映し出されています。